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こんにちは!ビルメンテナンス会社でハウスクリーニングチームの班長をしている「いとエコ」です。
「アルカリ電解水でフローリングを拭いたら白くなってしまった」「なんかベタベタする…」というご相談、じつはよくいただきます。現場でも同じトラブルを見たことがあって、原因を知らずに使うと取り返しのつかない傷みにつながることもあるんですよね。
反対に、「アルカリ電解水、フローリング掃除に使いたいんだけど大丈夫かな?」と使う前に確認してくれる方もいます。答えはフローリングの種類によって「OK」と「NG」がはっきり変わるので、使う前にぜひこの記事で確認してください。
床掃除をラクにしたい・定期的なお手入れをプロに任せたいという場合は、家事のプロに相談するのもおすすめです。
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まず確認!フローリングの種類別OK・NG一覧
アルカリ電解水がフローリングに使えるかどうかは、表面の仕上げ(コーティング)の種類で決まります。
| フローリングの種類 | アルカリ電解水 | 主な特徴・見分け方 |
|---|---|---|
| ウレタン塗装(複合フローリング) | 少量ならOK | 一般的な建売・マンションに多い。表面がツルッとしていて光沢がある |
| UV塗装・セラミックコーティング | 少量ならOK | ウレタンより硬い塗膜。高耐久タイプのフローリングに多い |
| 無垢材フローリング(無塗装・オイル仕上げ) | NG | 木の素地が見える。木目がはっきりしている。触るとサラッとした質感 |
| ワックス仕上げ(WAXコーティング) | NG | 定期的にワックスをかけているフローリング。アルカリがワックスを溶かす |
| オイルフィニッシュ(オイル塗装) | NG | 無垢材にオイルを染み込ませた仕上げ。艶が少なくマットな質感 |
| 畳 | NG | イグサがアルカリで変色・傷む |
迷ったときは「メーカーや施工業者に確認する」か「中性洗剤+水拭き」を選ぶのが一番安全です。フローリングの種類がわからない場合は、目立たない端の部分で少量テストしてから使いましょう。
アルカリ電解水でフローリングが「白くなる」原因
アルカリ電解水を使ってフローリングが白くなるトラブルは、主に2つの原因で起きます。
原因① ワックス・コーティングがアルカリで溶けた
ワックス仕上げやオイル仕上げのフローリングにアルカリ電解水を使うと、表面のワックス・オイルがアルカリ成分によって分解・溶解します。溶けたワックスが白く浮き上がったり、ムラになったりすることで「白くなった」ように見えます。
ウレタン塗装のフローリングでも、大量に使ったり、長時間放置したりすると、コーティングの劣化が進んで白濁(白くなる)が起きることがあります。
原因② 液が乾いてミネラル分が残った
アルカリ電解水は水道水を電気分解して作られるため、少量のミネラル分を含んでいます。床に広げたまま乾燥させると、ミネラル分が白い跡として残ることがあります。これはコーティングへのダメージではなく、水拭きで取り除けるケースが多いです。
使った後にベタベタする原因も2パターンあります。
原因① 溶けたワックスが残っている
ワックス仕上げのフローリングにアルカリ電解水を使うと、ワックスが溶けて表面に広がります。拭き取りが不十分だと、溶けたワックスが膜状に残ってベタベタした感触になります。
原因② 洗剤成分のすすぎ残し
アルカリ電解水は揮発性が高いとはいえ、大量に使って乾拭きが不十分だと洗剤成分が残ることがあります。特に湿度が高い日は乾燥しにくく、成分が残りやすくなります。
白くなった・ベタベタするときの対処法
【ミネラルの白い跡の場合】水拭き→乾拭きで対処
- 固く絞った雑巾で水拭きをする(ゴシゴシこすらず、やさしく拭く)
- 乾いた布でしっかり乾拭きする
- それでも残る場合は、クエン酸水(水200mlにクエン酸小さじ1)を布に含ませて拭き、その後水拭き・乾拭きで仕上げる
【ワックスが溶けた白化・ベタつきの場合】中性洗剤で中和する
- 中性洗剤(食器用洗剤でOK)を水で薄め、固く絞った雑巾に含ませて拭く
- 水拭きで洗剤成分をしっかり除去する
- 乾拭きで仕上げる
- 改善しない場合は、フローリング専用のワックス剥離剤でワックスを一度剥がし、ワックスを塗り直すことを検討する
ワックスの白化がひどい場合や、コーティング自体が傷んでいる場合は、DIYでの対応が難しくなります。フローリングの補修や再コーティングは、プロのハウスクリーニングに相談するのが確実です。
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木製家具・木のテーブルへの使用は?
フローリングと同様に、木製品もコーティングの有無によって判断が変わります。
| 木製品の状態 | アルカリ電解水 | 代替手段 |
|---|---|---|
| ウレタン塗装・ラッカー塗装あり(量産家具に多い) | 少量・短時間なら慎重に | 中性洗剤+固く絞った布 |
| オイル塗装・ワックス仕上げの無垢テーブル | NG | 専用ウッドクリーナー・乾拭き |
| 無塗装の木材(棚の内部・すのこなど) | NG | 乾拭きのみ |
| 漆塗り・うるし塗り | NG | 柔らかい布での乾拭き |
木のテーブルや棚は購入時の説明書や裏面のシールで塗装の種類を確認できることがあります。不明な場合は目立たない場所で少量テストしてから使いましょう。
木製品・素材ごとのNGな理由についてはアルカリ電解水を使ってはいけないもの・場所一覧でくわしく解説しています。あわせて確認してみてください。
畳へのアルカリ電解水使用はNG
畳はイグサで作られており、アルカリ電解水に触れるとイグサが変色・傷む原因になります。また水分を吸収しやすく、過剰に濡らすとカビ・ダニの温床になります。畳の掃除には乾拭き・または畳専用のクリーナーを使いましょう。
使えるフローリングへの正しい使い方
ウレタン塗装・UV塗装のフローリングにアルカリ電解水を使う場合は、次のポイントを守れば安心です。
- スプレーはフローリングに直接かけない → 雑巾やクロスに吹き付けてから使う
- 一度に広い面積を拭かない → 1〜2畳ずつ進んで乾拭きをセットに
- 水分を残さない → 水拭き後は必ず乾拭きで仕上げる
- 毎日使わない → 日常の掃除は乾拭き・掃除機が基本。アルカリ電解水は気になる汚れのときだけ
- メーカー推奨の洗剤を確認する → フローリングメーカーが推奨する洗剤を使うのが最も安全
フローリングの日常掃除は、基本的に乾拭き→掃除機→必要なときだけ固く絞った雑巾で水拭きがプロの基本です。アルカリ電解水は「毎日使う洗剤」ではなく「汚れたときの助っ人」として位置付けておくとよいでしょう。
アルカリ電解水とセスキの使い分けについてはアルカリ電解水とセスキの違いと使い分けも参考にしてください。
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清掃の基本知識:洗剤の種類と使い分け
適切な洗剤を選ぶことが、清掃効果を最大化し素材を傷めないための基本です。
| 洗剤の種類 | pH | 得意な汚れ | 注意が必要な素材 |
|---|---|---|---|
| 中性洗剤(食器用等) | 7前後 | 皮脂・食品汚れ・一般汚れ | ほとんどの素材に使用可 |
| アルカリ系(重曹・セスキ) | 8〜10 | 油汚れ・タンパク質汚れ | アルミ・漆器・フローリング |
| 酸性系(クエン酸・酢) | 3〜6 | 水垢・石けんカス・尿石 | 大理石・天然石・アルミ(長時間) |
| 塩素系(ハイター等) | 12〜13 | カビ・漂白・除菌 | アルミ・金属・フローリング |
清潔な住まいを維持するための年間メンテナンス計画
清潔を長続きさせるには年間を通じた計画的なメンテナンスが欠かせません。
| 時期 | 推奨メンテナンス内容 | 所要時間 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 1〜2月(冬) | 乾燥・結露対策。各設備の状態チェックと軽清掃 | 30〜60分/月 | ★★★ |
| 3〜4月(春) | 花粉シーズン前の清掃。エアコン・換気扇フィルター確認 | 1〜2時間 | ★★★ |
| 5〜6月(梅雨前) | カビ・湿気対策の強化。浴室・押し入れの防カビ処理 | 2〜4時間 | ★★★ |
| 7〜9月(夏) | エアコン使用増加。フィルター月2回清掃 | 15〜30分/週 | ★★☆ |
| 10〜11月(秋) | 大掃除の前倒し。換気扇・浴室の念入り清掃 | 2〜4時間 | ★★★ |
| 12月(年末) | 仕上げ清掃。秋に済ませれば軽作業のみ | 30分〜1時間 | ★★☆ |
よくある清掃の失敗と正しい対処法
| よくある失敗 | なぜNGか | 正しい方法 |
|---|---|---|
| 強い洗剤をいきなり使う | 素材を傷める・変色の原因になる | まず中性洗剤から試し、効果がなければ次の手を |
| こすりすぎる | コーティングや表面を削り傷がつく | やさしく・何度かに分けてこする |
| 水分を残したまま放置する | カビ・変形・腐食の温床になる | 拭き取り後は必ず乾拭き→十分乾燥させる |
| 汚れが固まってから取ろうとする | 固まると落としにくく素材を傷めやすい | 汚れは気づいたらすぐ拭き取る習慣をつける |
| 全部まとめて一気にやろうとする | 疲れて継続できなくなり放置につながる | 週・月単位で少しずつ分散させる計画を立てる |
| 酸性と塩素系を同時に使う | 有毒な塩素ガスが発生し非常に危険 | 必ず別々に使い、使用後は十分に洗い流す |
掃除道具の選び方と管理のポイント
| 道具 | 選ぶポイント | 管理・交換の目安 |
|---|---|---|
| マイクロファイバークロス | 用途別に色分け。細糸タイプが汎用性高い | 汚れが落ちにくくなったら交換。使用後は毎回洗濯 |
| スポンジ・ブラシ | やわらかいナイロン素材が素材に優しい | 2〜4週間で交換。雑菌繁殖防止のため |
| フロアワイパー | 幅広タイプが効率的 | 使い捨てシートは1〜2回で交換 |
| 掃除機 | HEPAフィルター搭載が花粉・ダニ対策に有効 | フィルターは月1回清掃・年1〜2回交換 |
| ゴム手袋 | 厚手のニトリルゴムが洗剤への耐性高い | 穴が空いたら即交換 |
清潔を維持する3つの日常習慣
- 「使ったらすぐ拭く」を徹底する:料理後のコンロ・入浴後の洗面台・食後の机。1〜2分の習慣が大掃除の手間を大幅に削減します
- 「入ってきたほこりは当日中に除去」:毎朝のドライシートワイパーで前日のほこり・花粉をリセット。2〜3分で完了する最も効率的な掃除習慣です
- 「月1回の状態チェック」:各場所を定期確認することで汚れが大きくなる前に対処でき、修繕コストを長期的に抑えられます
👉 家事代行・ハウスクリーニングの比較記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
まとめ|フローリングへの使用は「種類の確認」が最初のステップ

アルカリ電解水をフローリングに使う前に、まず表面の仕上げを確認しましょう。
- 使えるのは:ウレタン塗装・UV塗装など硬質コーティングのフローリング(少量・乾拭き必須)
- NGなのは:無垢材・ワックス仕上げ・オイル仕上げのフローリング、畳
白くなった・ベタベタするトラブルが起きたときは、まず水拭き→乾拭き、改善しなければ中性洗剤で対処しましょう。コーティングへのダメージが深い場合はプロへの相談が確実です。
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【タスカジ】
フローリング以外のキッチン周りの油汚れへの使い方は、こちらの記事で場所別にまとめています。
👉 アルカリ電解水で油汚れは落とせる?コンロ・換気扇・フローリング別の使い方と注意点


