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こんにちは!ビルメンテナンス会社でハウスクリーニングチームの班長をしている「いとエコ」です。
現場でもよく聞かれるのが「アルカリ電解水とセスキって何が違うの?」という質問です。どちらもアルカリ性の洗剤で、油汚れや手垢に強いのは同じ。でもpHや成分が異なるので、得意な汚れと使える場所に微妙な差があります。
私自身、最初は「どっちも似たようなものかな」と思っていたのですが、現場で使い比べていくうちに「この汚れはセスキのほうが向いているな」「この素材にはアルカリ電解水はリスクがあるな」という使い分けが自然と身についてきました。
この記事では、2つの違いをズバリ一覧表で比較したうえで、キッチン・お風呂・コンロ・電子レンジ・トイレなど場所別の使い分け方を解説します。迷わず使えるようになりますよ!
お掃除の時間がなかなか取れないときは、家事のプロに頼るのもひとつの手です。
【タスカジ】

アルカリ電解水とセスキの違い|まず一覧で比較
まずは2つの基本的な違いを表でサッと確認しましょう。
| 比較項目 | アルカリ電解水 | セスキ炭酸ソーダ(セスキ) |
|---|---|---|
| 成分 | 水道水を電気分解して生成した電解水(主成分は水酸化ナトリウム等) | 炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの複塩(天然鉱物由来) |
| pH | 11〜13(強アルカリ性) | 9〜10(弱アルカリ性) |
| 購入形態 | スプレーボトル(100均・市販品) | 粉末を水に溶かして使う(水500mlに小さじ1が目安) |
| 得意な汚れ | 油汚れ・皮脂汚れ・手垢・タバコのヤニ | 油汚れ・血液・皮脂・食べ物汚れ(タンパク質系も) |
| 洗浄力 | ★★★★★(強い) | ★★★☆☆(中程度) |
| 素材への負担 | 高め(アルカリが強いため) | 低め(マイルドなアルカリ) |
| すすぎ | 揮発するので水拭きのみでOK | 成分が残るため水拭きをしっかり行う |
| コスト | 100均で購入可能(コスパ高) | 粉末1kg数百円〜(希釈で大量に作れる) |
| NG素材 | アルミ・革製品・無垢材・メッキ・大理石・塗装面など | アルミ・革製品・シルク・ウール(共通のNG多) |
一言でまとめると:アルカリ電解水は「パワー重視」、セスキは「素材にやさしいマルチ洗剤」です。
アルカリ電解水の特徴と得意な汚れ
アルカリ電解水はpH11〜13と強いアルカリ性で、油汚れへの洗浄力が非常に高いのが最大の特徴です。スプレーして拭くだけで、コンロまわりの油はね・換気扇の油汚れ・手垢・皮脂などをすっきり落とせます。
また、アルカリ電解水は揮発性が高く、使用後に成分がほとんど残らないため、拭き取り後の仕上がりがきれいなのもメリットです。ガラス・鏡・窓拭きにも向いています。
アルカリ電解水が特に得意な汚れ
- コンロまわりの油はね・こびりついた油汚れ
- 換気扇・レンジフードのベタつき
- 電子レンジ内部の油・食べこぼし
- 窓ガラス・鏡の手垢・皮脂汚れ
- 壁紙の手垢・ヤニ汚れ
- テーブル・スイッチまわりの皮脂
ただし、強いアルカリ性ゆえに使えない素材が多いのが弱点です。アルミ・革・無垢材・メッキ・大理石・塗装面などには使用しないようにしましょう。
セスキ炭酸ソーダの特徴と得意な汚れ
セスキ炭酸ソーダ(略して「セスキ」)はpH9〜10の弱アルカリ性で、重曹よりも洗浄力が高く、アルカリ電解水よりも素材にやさしいというバランスの良さが特徴です。粉末を水に溶かして使うので、コスパも抜群。
油汚れだけでなく、タンパク質系の汚れ(血液・食べ物・皮脂)にも効くのがアルカリ電解水との違いです。衣類の洗濯や布製品の汚れ落としにも使えます(ただしシルク・ウールは除く)。
セスキが特に得意な汚れ
- 換気扇・コンロの油汚れ(軽〜中程度)
- 衣類の食べこぼし・皮脂・血液汚れ(浸け置き洗い)
- 布製ソファ・カーペットのシミ
- お風呂の皮脂・石けんカス(アルカリ性の石けんカスは苦手)
- キッチン周りの手垢・軽い油汚れ
- トイレの手垢・便器まわりの汚れ
セスキはすすぎ残しがあると白っぽく残ることがあります。使用後は必ず水拭きで成分をしっかり拭き取りましょう。
場所・汚れ別の使い分け早見表
「結局どっちを使えばいいの?」という場所別の答えをまとめました。
| 場所・汚れ | おすすめ | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| コンロの油はね(ひどい汚れ) | アルカリ電解水 | 洗浄力が高く、ベタついた油汚れをすっきり落とせる |
| コンロの日常的な軽い汚れ | セスキ | 素材への負担が少なく、毎日使いやすい |
| 電子レンジ内部の油・食べこぼし | アルカリ電解水 | スプレーして拭くだけで油汚れが落ちやすい。揮発するので拭き取りがラク |
| 換気扇・レンジフードのベタつき | アルカリ電解水 | アルミ製のフィルターには使用不可。素材を確認してから |
| 窓ガラス・鏡の手垢 | アルカリ電解水 | 揮発性が高いので仕上がりがきれい。乾拭きで完璧 |
| お風呂の皮脂・水垢 | セスキ(皮脂) クエン酸(水垢) | 水垢はアルカリ性なのでクエン酸(酸性)が有効。皮脂にはセスキ |
| 洗面台・洗面ボウルの皮脂 | セスキ | マイルドなアルカリで素材を傷めにくい |
| トイレの手垢・便器まわり | セスキ | 尿石・黄ばみにはクエン酸が向いている。手垢・皮脂にはセスキ |
| 壁紙の手垢・ヤニ汚れ | アルカリ電解水 | クロスに直接スプレーせず布に取って使用。目立たない場所でテストを |
| 衣類の食べこぼし・皮脂 | セスキ | 浸け置き洗いで効果的。シルク・ウールはNG |
| 布製ソファ・カーペットのシミ | セスキ | セスキ水をスプレーして布で叩くように拭く |
| フローリング(ウレタンコーティング) | どちらも少量ならOK | 過剰に濡らさず、使用後は必ず乾拭き。無垢材・WAX仕上げはどちらもNG |
迷ったときのルールはシンプルです。「頑固な油汚れ → アルカリ電解水」「繊細な素材・衣類・日常の軽い汚れ → セスキ」と覚えておけばほぼ間違いありません。
それでも「週末の大掃除が追いつかない」「換気扇やお風呂の汚れが手強くて困っている」というときは、プロのハウスクリーニングに頼ると一気に解決できます。
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どちらも使えないNG素材に注意
アルカリ電解水とセスキは、どちらもアルカリ性なので共通してNGな素材があります。強さの違いはあれど、以下の素材には原則として使わないようにしましょう。
| NG素材 | アルカリ電解水 | セスキ | 起きるトラブル |
|---|---|---|---|
| アルミ製品(鍋・フィルター・サッシ) | NG | NG | アルカリ腐食・黒ずみ |
| 革製品・合皮 | NG | NG | 変色・硬化・ひび割れ |
| シルク・ウール | NG | NG | 繊維が溶ける・縮む |
| 無垢材・WAX仕上げのフローリング | NG | 要注意 | 変色・白化・WAX剥がれ |
| メッキ加工品(蛇口など) | NG | 要注意 | メッキが剥がれる |
| 大理石・天然石 | NG | 要注意 | 光沢の喪失・表面が荒れる |
セスキはアルカリが弱いぶん「要注意」にとどまるものもありますが、アルミへの使用はセスキでも腐食が起きることがあるので、どちらも使わないのが安全です。各素材のNG理由のくわしい解説はアルカリ電解水を使ってはいけないもの一覧も参考にしてみてください。
また、アルカリ電解水・セスキともに塩素系漂白剤(ハイター等)と混ぜることは絶対にNGです。塩素ガスが発生して非常に危険です。混ぜるな危険の組み合わせと安全な使い分けもあわせて確認しておきましょう。
よくある質問
Q. アルカリ電解水とセスキを混ぜて使っていいですか?
どちらもアルカリ性なので、混ぜても危険なガスは発生しません。ただし混ぜることで特に洗浄力が上がるわけでもなく、それぞれの特性が活かせなくなります。別々に使い分けるのが正解です。
Q. セスキ水はどうやって作りますか?
水500mlにセスキ炭酸ソーダ(粉末)を小さじ1(約5g)溶かしてスプレーボトルに入れるだけです。市販のセスキスプレーを使ってもOKです。ダイソー・セリアなどの100均でも粉末・スプレーともに購入できます。
Q. ダイソーのアルカリ電解水とセスキはどちらがおすすめですか?
汚れの種類によって選ぶのが正解です。コンロや電子レンジ・窓ガラスなど油汚れ・手垢の強い場所にはアルカリ電解水、衣類のシミ・布製品・トイレの日常清掃にはセスキが向いています。両方常備しておくのが最も使いやすい方法です。
Q. セスキはアルカリ電解水の代わりになりますか?
軽い油汚れ・皮脂汚れなら代用できます。ただし頑固な油汚れ(換気扇の長期蓄積汚れ・レンジフードのベタつきなど)はアルカリ電解水のほうが洗浄力が高いため、セスキでは完全には代用できないケースがあります。
Q. 激落ちくんのアルカリ電解水とセスキはどう違いますか?
激落ちくんシリーズにはアルカリ電解水スプレーとセスキスプレーの両方があります。成分と特徴はこの記事で解説した内容と同様で、アルカリ電解水は油汚れ向き・セスキはマルチな日常清掃向きです。どちらも市販品として品質が安定しています。
Q. アルカリ電解水とセスキはアルミに使えますか?
どちらもアルミには使えません。アルカリ性の洗剤はアルミと反応して腐食・黒ずみを引き起こします。アルミ製の鍋・レンジフードフィルター・窓サッシには中性洗剤を使いましょう。

まとめ|使い分けのコツは「汚れの種類と素材」で選ぶこと
アルカリ電解水とセスキの違いをまとめると、以下のとおりです。
- アルカリ電解水:強アルカリ(pH11〜13)で油汚れへの洗浄力が高い。揮発するので仕上がりがきれい。ただし素材へのダメージが大きいので使える場所を選ぶ
- セスキ炭酸ソーダ:弱アルカリ(pH9〜10)でマイルド。油汚れ+タンパク質系の汚れにも効く。素材への負担が小さく衣類・布製品にも使いやすい
どちらが優れているかではなく、汚れの種類と使う素材によって使い分けるのが正解です。頑固な油汚れにはアルカリ電解水、日常の軽い汚れや繊細な素材にはセスキ、と使い分けることで、より効率的に安全にお掃除できますよ。
「掃除は好きだけど時間がない」「週末にまとめてやるのが辛い」という方は、家事のプロに定期的にお願いするのもおすすめの方法です。自分でできる日常清掃と、プロに任せる箇所を分けると、日々の負担がずっとラクになりますよ。
【タスカジ】
【参考サイト】
消費者庁
NITE(製品評価技術基盤機構)


